人に共感できないとは思われていなかったであろう話

私は突き詰めて考えると、他者に興味がありません。そのため共感ができません。

しかし、人の話は聞くことができるし、「そうだよね~」ということも少なくありません。

「そうだよね~」に秘められた心理をぼやっと考えてみました。

私のコミュニケーション

私は交友関係は広い、と自負しています。

高校、大学時代共に、多くの部活動、サークルを兼部、兼サーしていました。

その中で多くのコミュニケーションを取る機会があったことは間違いありません。

 

しかし、どうしても踏み込んだ中にはならない。広く浅い付き合いでした。

私が自分を突き詰めて考えると、これらの事実に合点がいったのです。

 

"他者には興味はないが、他者の持つ、私の知りたい情報には興味がある。"

 

このために、私は他者とコミュニケーションを確かに図れていたと錯覚していたのです。さらに言うと、通常の社会的生活で、私は「少し主張の多い人」としか思われていないかもしれません。

他者に興味を持つことと、他者の持つ情報に興味を持つことの圧倒的な違い

私の共感力

 私は今、この本を読んで共感力を学んでいます。

共感力 (ハーバード・ビジネス・レビュー [EIシリーズ])

共感力 (ハーバード・ビジネス・レビュー [EIシリーズ])

  • 発売日: 2018/11/08
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 共感には、3つのタイプが存在するそうです。上記方引用させていただきます。

  1. 認知的共感:他者の視点を理解する力
  2. 情動的共感:他者の感情をくみ取る力
  3. 共感的関心:相手が自分に何を求めているかを察知する力

私は私をできるだけ冷静に省みたとき、2は一切の能力がありません。

1,3は、ある条件下で能力を発揮できます。

 

それは、社会的に上位な者に対する恐怖です。

私の上司は私以上に他者に共感を示さず、他者を平然とコントロールしようとする人間です。今となっては私自身のモラハラ加害を自覚することになった一つのヒント的存在ともいえます。

 

私は、彼の感情を読み取り、理解し、その通りに動かないと社会的に抹殺されると感じています。

そのため、彼に対しては一生懸命、私にどうしてほしいのかを読み取り、理解する努力をしました。できなければ死ぬと思うからです。

 

ただ、2に関して、今までは必要ありませんでした。他者の感情に動かされることなく行動できる自分は、他者の感情を知らずとも生きることができたからです。

生きる上で必要かどうかが重要と考える

私は、他者の感情、思いを、生きる上で重要かどうかで取捨選択をします。

 

他者が何を考えていようが、"こうしなさい"と言われれば、多少嫌でもやるのが仕事ですし、"こうしろ"というのが社会的に上の立場のやるべきことだと考えていました。

 

これは、ロボットでいいよなぁ、と今考えると思います。

さらに言うと、それを恋人関係、友人関係という、多くの人が心のつながりを重要とする関係に持ち込むのは、ふさわしくありません。間違っているとは言いませんが。

友人からもらったアドバイス

これらを友人に話しました。もちろん、"私が欲しい情報を求めて"。

彼女は私に、私の視点に沿った素敵なアドバイスをくれました。

 

「最初はほしい情報を求めたコミュニケーションでもいいんじゃないかな。でもそのうち、興味のない情報も自分の役に立つと考えられれば、自然と興味が出てくるはず。もっと引き出したいという欲が共感を持たせるんじゃないかな。」

 

いろんな人のいろんな考えを受容し、生きる糧にする、最初はそれでもいいんだ、と感じました。